「リーダーらしく考えよ」その4
リーダーシップの四つの原則
②人間的なリーダーシップを発揮する事。
リーダーシップを取る手段三つを紹介していた:
イ.独裁者の立場で
ロ.機械的に規則に準じた
ハ.人間的な
敢えて、"イ"と"ロ"の説明は割愛する。何故なら、"ハ"の人間的なリーダーシップを発揮する為の具体例にとても感動したからだ。
私の知人で経営者がいる。既にこの世の人物ではないが、彼の振舞が著書に紹介されている逸話とそっくりなのである。リーダーシップが優れているかどうかは、雇う時ではなく、解雇を強いる時に現れるのだそうだ。
著書の逸話に登場する主人公は、やむを得ない事情でスタッフを解雇する時に、新しい職場をお世話するのだそうだ。「心からの忠誠と支持を得る」と、著者は語る。また、私はその知人と時間を共にできた事を誇りに思う。
♢「巻頭」で、"大きく考えることの魔術(ダビット・J・シュワルツ著)"の書評を掲載中です。♢
☆★☆━━━━━━━第127回<<
『ブレイク・マンデー(^^♪』
※ 週の始まりを明るく向かえましょう。※
~最近のテーマは
『ベーシックインカムは國を滅ぼす?』。~
今週も清々しい気持ちと共に、
「目覚めの一曲」を
ご紹介いたします。
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『ベーシックインカムは國を滅ぼす?』その10
唐突ですが、「バルバロイ」をご存知ですか? バルバロスの複数形で、ギリシャ語で「聞きづらい言葉を話す者」または「訳の分からない言葉を話す者」の意味なのだそうです(wiki.)。ギリシア人にとって、異民族の発する言葉が「バルバルバル」と聞こえた事が由来なのだそうです。
また、バベルはヘブライ語の balal(ごちゃまぜ, wiki.)の意味で、茨城弁のゴチャッペに何処となく似ていますネ(>_<) 大雑把にまとめると;
「 God の意志に逆らって、人間が塔を建てた。」
「その稚拙な意思を砕く為に、塔を破壊した。」
「天罰として、二度と意志の疎通を図る事が無いように、お互いの言語をごちゃまぜにした。」
勿論、此処では批判する意図は皆無です。只、全ての存在に魂が宿すと考える私たち日本人とは発想の源が異なる様です。「意志の疎通」は魂が宿された全ての存在と一緒になる事に通じるのかも知れません。
さて、今週の『ブレイクマンデー(^^♪』はいつもと趣を変えて、長唄『鳥の千歳』です。「島の千歳」(せんざい, 1905・明治38年)は明治の漢学者、大槻如電(おおつきじょでん)氏が歌詞を著わしました。望月太左衛門七世の襲名を記念して作られたそうです(三味線長唄演奏家・西園寺由利氏)。
「人は地位・名声・権力・金などに縛られてはならぬ。 心を自由にして、志高く、清く正しく美しく、全うに生きねばならぬ」と、唄の趣旨を西園寺由利氏が解説しています。いにしえより、長唄や三味線はトップランナーが集う場所でのアファーメーションだったのでしょうネ。
長唄『鳥の千歳』
作詞, 大槻如電氏
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https://youtu.be/egs31FCtPTM
歌詞(草柳まり草氏)
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https://ameblo.jp/marikusa-hanayagi/entry-12038204123.html
詳細な解説, 参考文献付(細谷朋子氏)
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http://www.tetsukuro.net/nagautaed.php?q=67
バベルの塔の建設と共通言語の混乱は実話なのか?(True Ark Bible)
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http://true-ark.com/faq-tower-of-babel/
「panis et circenses」(発音▶https://youtu.be/8NT6Qr_Cklg)
☆★☆━━━━━━━第117回<<
「歴史書古事記全訳」武光誠(たけみつまこと)氏著
「上巻 天照大御神と須佐之男命」を読みました。
『週に一度、行きつけの喫茶店で
古事記の読書と内容をまとめています。』
※ 毎週月曜日早朝更新予定です ※
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『須佐之男命の結婚と須佐之男命の子孫』
⑰「カミカミ」舌を噛みそう その9
《ワンピースの様な夫婦が良い、キット...》
お互いの夢や目標のが大きな方向性を持つような夫婦。学生の時分、"夫婦の分類"の類を論じる教科書に書いてあった気がします。勿論、お互いの性的な志向や趣味がお互いの関係性の「蝶番(ちょうつがい)」であるカップルも紹介されていました。激変する世の中の夫婦像ってなんだろう? 少なくとも、カオスが素敵と思える関係じゃなきゃダメだと思う(※_※)
《あらすじ》
★引き続き、須佐之男命の一族を紐解きます。「国引坐(くにひきましし)八束水臣津野命(やつかみずおみつぬのみこと, 出雲国風土記)」。淤美豆奴神(おみづぬのかみ)が「国引き神話の主人公」だったとは、新しい発見でした。その出雲開拓の過程を描いた逸話に、壮大なロマンを感じました。さて、今回は淤美豆奴神にお生まれ遊ばした天之冬衣神(あめのふゆきぬのかみ)の家族に注目致します。いよいよ大国主命の登場です(*^-^*)
★須佐之男命(大神)の家系図(wiki.)
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★「復習」はこちらから
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https://shiwaku01.amebaownd.com/posts/5125766
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https://shiwaku01.amebaownd.com/posts/5594052
天之冬衣神(あめのふゆきぬのかみ)は刺國大神(さしくにおほのかみ, 読みを古事記伝に準ずる)の娘刺國若比賈(さしくにわかひめ)を娶って大國主神(おおくにぬしのかみ)がお生まれ遊ばしました。
日本書紀に登場する天之葺根神(あめのふきねのかみ)と同じであるに違いないと、本居宣長氏は推定しています(古事記伝(三), pp.56)。天之葺根命は、須佐之男命五世の裔孫とされます。須佐之男命の命により高天原に至り、天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)を天照大御神に奉(たてまつ)りました。
刺國大神に纏わる事柄について、知る術が殆ど皆無でした。尚、「刺す」を「土地の境界を明らかにする」と、武光誠氏が説明しています(pp.74)。この事から、國を治める手腕が優れていた事が推定されるのかも知れません。
その娘である刺國若比賈は息子である大国主命の生死に大きく関わっています。後に登場する物語に大いに期待しましょう。
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「古事記」にまつわるお話。
~好奇心の物実~
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『古事記の本』
⑮本を読み比べる《その9》
◎古事記伝 本居宣長氏撰 倉野憲治氏校訂 その8
では、賀茂真淵氏とは一体どの様な人物なのでしょうか? 「やまとうた」と「波流能由伎(はるのゆき)」を著わした 水垣久氏( http://urx2.nu/PqTc )によると、「生家は京都賀茂神社の賀茂氏の末流、岡部氏。」と、記載されています。
元禄十年(1697)、 遠江國敷智郡浜松庄伊場村(浜松市中区東伊場)に生まれた賀茂真淵氏は、生まれながら國學に関わる事が運命付けられていた様です。また、「父は岡部新宮の神官、定信。母は徳川家と関係の深い名家、竹山氏の出。」とあり、後に支援者にも恵まれやすい環境で活動した様子が伺えます。
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