虎の威を借る狐,
犠牲にならない為の五つの原則
Ⅰ 自分という素材をどうみがくか その6-4
ここでは、その"呪詛めいたもの"其の物を論じるのが目的ではない。取り敢えず、自分より巨大な存在に対しては媚諂(こびへつら)い、そうでない相手に対しては尊大な態度で接する「人格」を想像して頂きたいだけだ。
「自分の時代」の著者であるウエイン・W・ダイアー氏は「"見せしめ"を目標とした時点で加害者に支配されている」と、述べている。もしかしたら、人は皆心のどこかで"被支配"を望んでいるものなのだろうか?
♢「巻頭」で、"自分の時代(ウェイン・W・ダイアー氏著, 渡部昇一氏訳)"の書評を掲載中です。♢
☆★☆━━━━━━━第161回<<
『ブレイク・マンデー(^^♪』
※ 週の始まりを明るく向かえましょう。※
今週も清々しい気持ちと共に、
「目覚めの一曲」を
ご紹介いたします。
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『杖で遮る』
あっ、やられたって感じでした。
トラベルはちょっとしたトラブルを体験するものです。私が住む街は車社会です。車が無いと生活が成り立ちません! 偶に、都内で電車に乗ると、ちょっとしたハプニングに遭遇します。
確実に座席に座りたい... その思いを胸に、一本電車をやり過ごします。
あっ、あそこが空いている! その瞬間、黒い棒が目の前に立ちはだかります。無言で、小柄な老人がここに座ると宣言したのでした。
直ぐにいなくなりましたが、隣に小柄な女性が立って居ます。勿論、何の躊躇いも無く、笑顔で譲りました(*^-^*)
軽く男気を感じてしまいましたヨ。ほのぼのした瞬間でした。さて、今週の『ブレイクマンデー(^^♪』は徳永英明氏が歌う「上を向いて歩こう」です。
徳永英明氏
上を向いて歩こう
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https://youtu.be/7RfrBrIKdZM
☆★☆━━━━━━━第151回<<
「歴史書古事記全訳」武光誠(たけみつまこと)氏著
「上巻 大国主神の国作り」を読みました。
『週に一度、行きつけの喫茶店で
古事記の読書と内容をまとめています。』
※ 毎週月曜日早朝更新予定です ※
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『稲羽の素兎』
㉝兎さん、何故泣いるの?《その13》
《あらすじ》
大国主命(大穴牟遲の神)と菟とのやり取り、「対話」のシーンから「ワニサメ論争」への「寄り道」。大国主命のお兄様方(八十神)のアドバイスに大変な目にあわされた菟(うさぎ)さんでした。八十神の去った後、大国主命が登場しました。最近、ちょっと寄り道して「ワニサメ論争」をお話しています。今回も「ワニが存在するか否か」が論点です。
『最後(いやはて)に來(き)ませる大穴牟遲の神(おほなむぢのかみ)、其(そ)の菟(うさぎ)を見て、「何故(なぞも)、汝泣(いましな)き伏(ふ)せる。」と問ひ給うに、』
『菟答言(うさぎまを)さく「僕(あれ)、 游岐の島(おきのしま)に在(あ)りて、此の地(このくに)に渡(わた)らまく欲(ほ)りつれども、渡(わた)らん因(よし)なかりし故(ゆゑ)に、』
『海の鰐(和邇,わに)を欺(あざむ)きて、言(い)ひけらく、吾(あ)と汝(いまし)と、族(ともがら)の多き少きを競(くら)べてむ...』
(現代語訳はこちらから▶ https://shiwaku01.amebaownd.com/posts/6604008 )
ブログ「ねずさんのひとりごと」で知られる小名木善行氏が鰐が水辺に沿って並ぶ習性を写真を用いて紹介しています( http://nezu3344.com/blog-entry-2585.html )。容易に、白兎が和邇の上を跳ねて移動した事が想像できるでしょう。
また、はてなブログに小名木善行氏が主宰する「倭塾」のレポートが紹介されています( 第三回 倭塾関西 レポート後半, https://muuchansan.hatenablog.com/entry/2018/10/27/140338 )。兎と鰐はシンボライズされた主体であると説明しています。
兎と鰐のやり取りは、陸運と海運其々の勢力争いを表現しているのかも知れません。菟が行商人で、鰐が海運業を担っていた主体を表しているのだそうです。独特な、小名木善行氏の解き明かしがとても面白いですネ(*^_^*)
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「古事記」にまつわるお話。
~好奇心の物実~
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『雪混じりの砂』
㉛御製と別れの盃《その9》
『戦(たたかひ)にやぶれしあとのいまもなほ
民のよりきてここに草とる』
昭和天皇陛下 御製
その大穴牟遅神を鼠(ねずみ)が助けた時の事ですが、鼠にとってかなり迷惑な話です。でも、小さな存在である鼠は自己中心的ではなかった。自分が避難する事だけを考えて、大穴牟遅神の事など放って置く事もできたはずです。
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