個人主義思想の渡来,
訳者の言葉 その6-6
個人主義思想の渡来したのは明治維新の頃で、「利己主義」として認識されたらしい。古来より、日本では集団でのコンセンサスや協調性を大切にした社会構造であった。しかし、個人主義は組織に対するマイナス要因として認識されていたが、社会や組織内では相当な幅の自由や甘えが容認されていた。つまり、実際はかなり個性が働いていたのだそうだ(渡部昇一氏)。
♢「巻頭」で、"自分の時代(ウェイン・W・ダイアー氏著, 渡部昇一氏訳)"の書評を掲載中です。♢
☆★☆━━━━━━━第149回<<
『ブレイク・マンデー(^^♪』
※ 週の始まりを明るく向かえましょう。※
今週も清々しい気持ちと共に、
「目覚めの一曲」を
ご紹介いたします。
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凡そ20年もの間(昭和24年~45年)、一ドルが360円だったのをご存知ですか? 特殊技術を持つ方々にとっては、外貨を稼ぎ身を立てるちょっとした機会になったかも知れませんネ。
過日、初生雛鑑別師(しょせいびなかんべつし)として、技術指導の為に米国ミネソタ州に半年滞在した方のお話を伺う機会がございました。滞在中に、「ミネソタの卵売り」が大ヒットしたそうですヨ(*^-^*)
因みに、初生雛鑑別技術とは増井清博士が開発した雛の雄雌識別の為の技術(大正13年, 1924年)です( 参照: やまびこブログ, http://yamahiko-farm.jp/blog2/2012/03/post-9.html )。
さて、今週の『ブレイクマンデー(^^♪』は、暁テル子(あかつきてるこ)氏の「ミネソタの卵売り」です。
暁テル子氏
ミネソタの卵売り
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https://youtu.be/FFSe0XRfJG8
☆★☆━━━━━━━第139回<<
「歴史書古事記全訳」武光誠(たけみつまこと)氏著
「上巻 大国主神の国作り」を読みました。
『週に一度、行きつけの喫茶店で
古事記の読書と内容をまとめています。』
※ 毎週月曜日早朝更新予定です ※
《お知らせ》
7月22日(月)は休刊致します。
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『稲羽の素兎』
㉑兎さん、何故泣いるの?《その1》
《あらすじ》
いよいよ大国主命(大穴牟遲の神)と菟とのやり取り、「対話」のシーンが始まります。大国主命のお兄様方(八十神)のアドバイスに大変な目にあわされた菟(うさぎ)さんでした。八十神の去った後、大国主命が登場します。今回は現代語訳を記載しました(古事記全釈, 植松安氏&大塚竜夫氏共著, pp.93)。
『最後(いやはて)に來(き)ませる大穴牟遲の神(おほなむぢのかみ)、其(そ)の菟(うさぎ)を見て、「何故(なぞも)、汝泣(いましな)き伏(ふ)せる。」と問ひ給うに、』
最後に来られた大穴牟遲の神がその菟を御覧になって、「どうしてお前は泣き伏してゐるのか。」とお問ひになったところが、
『菟答言(うさぎまを)さく「僕(あれ)、 游岐の島(おきのしま)に在(あ)りて、此の地(このくに)に渡(わた)らまく欲(ほ)りつれども、渡(わた)らん因(よし)なかりし故(ゆゑ)に、』
兎が答へて申し上げるには、「僕は隠岐の島に居まして、この因幡の國に渡りたく思ひましたけれど、渡る方法がありませんでしたので、
『海の鰐(和邇,わに)を欺(あざむ)きて、言(い)ひけらく、吾(あ)と汝(いまし)と、族(ともがら)の多き少きを競(くら)べてむ...』
海の鰐をだまして言ひますには、私とあなたと、一族の多少を競べませう...
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「古事記」にまつわるお話。
~好奇心の物実~
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『雪混じりの砂』
⑲知的な訓釈《その10》
『御垣守 衛士の焚く火の 夜は燃え
昼は消えつつ ものをこそ思へ』
大中臣能宣氏
(小倉百人一首 第四十九番)
田辺聖子氏による訓釈:
宮中の御門(ごもん)を守る兵士たちが、警備のかがり火を、夜な夜なたく。あの火のように私の思いは夜になると燃えさかり、昼は火が消えるように心も消え入ってうつろとなる。
(※出典:「田辺聖子の小倉百人一首」, pp.112)
さて、話は若干脱線しますが、現在の済海寺(さいかいじ, 東京港区三田)に竹芝寺があったと推定されています。近年、少子高齢化が叫ばれ、結婚する機会を上手く活かせない男女が多々見受けられる様です。皆さん、皇居勤労奉仕と済海寺訪問で互いの絆を紡ぎませんか?
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