巻頭言 結び
訳者の言葉 その6-7
一旦、巻頭言としての「訳者の言葉」を結んでみたい。渡部昇一氏は「自分の時代」を新時代のストア主義(ヒルティ) の本として推奨しています。個人が個人としてしっかりとした人間になることが求められる。「真の個人主義」が必要なのだそうだ。
♢「巻頭」で、"自分の時代(ウェイン・W・ダイアー氏著, 渡部昇一氏訳)"の書評を掲載中です。♢
☆★☆━━━━━━━第150回<<
『ブレイク・マンデー(^^♪』
※ 週の始まりを明るく向かえましょう。※
今週も清々しい気持ちと共に、
「目覚めの一曲」を
ご紹介いたします。
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『男気を感じられない...』
「超イカシテルなぁ...」と、洋楽を聴いて時たまそんな風に思う。でも、メロディだけで意味は分かっていない。只、後で歌詞を読んで幻滅する事が多い。
自分にとって同じ文字でも、言葉として発するそれと、歌でのそれとの間には大きな隔たりが存在する。つい最近まで、何かしらの身体的なハンディだと思っていたが、そうではない事に気が付いた。
「言霊」の入門書を読んで納得したからだ。つまり、曲として流れる歌詞は自然界から発する音として聴いていたのだ。
さて、今週の『ブレイクマンデー(^^♪』は、"5 Seconds Of Summer"です。あんちゃん、甲斐性無しやなぁ... ごきげんなメロディに似合わない歌詞にちょっぴりゲンナリ(^^; 少なくとも男気なんぞ感じられない。でも、感傷に浸っていられるのも贅沢なんだとも思った。
5 Seconds Of Summer
Lie To Me
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https://youtu.be/du7paNLQN9M
☆★☆━━━━━━━第140回<<
「歴史書古事記全訳」武光誠(たけみつまこと)氏著
「上巻 大国主神の国作り」を読みました。
『週に一度、行きつけの喫茶店で
古事記の読書と内容をまとめています。』
※ 毎週月曜日早朝更新予定です ※
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『稲羽の素兎』
㉒兎さん、何故泣いるの?《その2》
《あらすじ》
いよいよ大国主命(大穴牟遲の神)と菟とのやり取り、「対話」のシーンが始まります。大国主命のお兄様方(八十神)のアドバイスに大変な目にあわされた菟(うさぎ)さんでした。八十神の去った後、大国主命が登場します。折角の機会なので「ワニサメ論争」を調べてみました。
『最後(いやはて)に來(き)ませる大穴牟遲の神(おほなむぢのかみ)、其(そ)の菟(うさぎ)を見て、「何故(なぞも)、汝泣(いましな)き伏(ふ)せる。」と問ひ給うに、』
『菟答言(うさぎまを)さく「僕(あれ)、 游岐の島(おきのしま)に在(あ)りて、此の地(このくに)に渡(わた)らまく欲(ほ)りつれども、渡(わた)らん因(よし)なかりし故(ゆゑ)に、』
『海の鰐(和邇,わに)を欺(あざむ)きて、言(い)ひけらく、吾(あ)と汝(いまし)と、族(ともがら)の多き少きを競(くら)べてむ...』
(現代語訳はこちらから▶ https://shiwaku01.amebaownd.com/posts/6604008 )
因幡の白兎にお仕置きをした不思議な生き物「鰐」。折角なので、「ワニサメ論争」を軽く紐解いてみたいと考えました(*^^)v
古事記の原文には鰐(ワニ)と記載されてます。巷では、鮫(サメ)として描かれていることもある様です。ちょっぴり乱暴な表現なのですが、ワニともサメとも捉える事ができる不思議な存在には違いない様です。
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「古事記」にまつわるお話。
~好奇心の物実~
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『雪混じりの砂』
⑳知的な訓釈《その11》
『御垣守 衛士の焚く火の 夜は燃え
昼は消えつつ ものをこそ思へ』
大中臣能宣氏
(小倉百人一首 第四十九番)
田辺聖子氏による訓釈:
宮中の御門(ごもん)を守る兵士たちが、警備のかがり火を、夜な夜なたく。あの火のように私の思いは夜になると燃えさかり、昼は火が消えるように心も消え入ってうつろとなる。
(※出典:「田辺聖子の小倉百人一首」, pp.112)
今回、田辺聖子氏の著わした本に軸足を置いてお話をしてみました。実は、御垣守の歌には間違った解釈が多く存在するのです。実際に、本屋の店頭や図書館で調べてみて下さい。その多くの本は"恋愛"の歌だと解釈しています。
志を持って、遠路はるばるやって来る衛士達は手弁当でその役目を担います。「その志の尊さと国體の本義を伝えようとしている」と、拙い私はその様に感じてます。
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