訳者の言葉 その6-3
欧米人の夫婦に於ける行動様式が「夫婦一単位」なのだそうです。また、日本でのそれが興味深い。熟年の夫婦は其々自由な行動。若い夫婦はお互いを管理しようと試みるのだそうです。
只、本を入手した頃からだいぶ年数が経ってしまっています。だいぶ社会構造も変わり、家族像についても変容している様です。論点がずれてしまい収拾がつかなくなるので、この書籍を手に入れた頃を起点に思いを巡らすべきではないかと感じました。
♢「巻頭」で、"自分の時代(ウェイン・W・ダイアー氏著, 渡部昇一氏訳)"の書評を掲載中です。♢
☆★☆━━━━━━━第146回<<
『ブレイク・マンデー(^^♪』
※ 週の始まりを明るく向かえましょう。※
今週も清々しい気持ちと共に、
「目覚めの一曲」を
ご紹介いたします。
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6月中旬に千葉に訪れました。先の大戦に於いて散華された方の慰霊祭に参加致しました。大勢の方々が訪れていました。その方の生家の前に顕彰碑が立ち、複数の位牌が並べられていました。実は、その方の好物が豆腐だったのだそうです。
今週の『ブレイクマンデー(^^♪』はその逸話に因んで、「豆腐屋のロケンロ」です。京都の豆腐屋さんが作った曲でとてもユニークです。
「にじむ気持ちなんて おまえが吸い取ってく...」 このフレーズが超お気に入りです(^^♪ 様々な、皆さんの思いも重ねてみませんか(*^-^*)
「にじむ気持ち」って、独特な表現ですネ。「日頃のモヤモヤした感情が失せて行く」と、言った感じでしょうか? 娘さんご自身がその様な存在なんでしょうネ。
男前豆腐店
豆腐屋のロケンロ
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https://youtu.be/zs1Iz5b6Mds
エピソード
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https://www.excite.co.jp/news/article/E1468587498076/
☆★☆━━━━━━━第136回<<
「歴史書古事記全訳」武光誠(たけみつまこと)氏著
「上巻 大国主神の国作り」を読みました。
『週に一度、行きつけの喫茶店で
古事記の読書と内容をまとめています。』
※ 毎週月曜日早朝更新予定です ※
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『稲羽の素兎』
⑱傷口に塩を塗る《その4》
《あらすじ》
菟(うさぎ)さんが大国主命のお兄様方(八十神)にアドバイス通りにしたら、大変な事が起きてしまいました。引き続き、自分なりに気が付いた興味深いテーマを紐解いてみます。
『故(かれ)、其(そ)の兎(うさぎ)、八十神(やそがみ)の教(をし)ふる従(まゝ)にして伏(ふ)しき。』
『爾(こゝ)に、其の潮(しほ)の乾くまにまに、其の身の皮(かは)、悉(ことごと)くに、風に吹き拆(さか)えし故(から)に、痛みて泣き伏せれば... 』
(現代語訳はこちらから▶ https://shiwaku01.amebaownd.com/posts/6314616 )
でも、辻褄が合わなくなると嬉しくなってしまします。何故なら、「其処には新しい発見や真実が隠されている」と、感じてしまうからです。武光誠氏によると、日本の民話では神が旅人になって現われるそうです。その旅人は空腹だったり、病気や怪我を負った状態で登場するのだそうです。「稲羽の素兎」では旅人が菟として描かれていると、当てはめて考える事ができるでしょう。その旅人を助けた大穴牟遲の神が良い報いを受けたと説明しています(武光誠氏, pp.81)。
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「古事記」にまつわるお話。
~好奇心の物実~
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『雪混じりの砂』
⑯知的な訓釈《その7》
『御垣守 衛士の焚く火の 夜は燃え
昼は消えつつ ものをこそ思へ』
大中臣能宣氏
(小倉百人一首 第四十九番)
田辺聖子氏による訓釈:
宮中の御門(ごもん)を守る兵士たちが、警備のかがり火を、夜な夜なたく。あの火のように私の思いは夜になると燃えさかり、昼は火が消えるように心も消え入ってうつろとなる。
(※出典:「田辺聖子の小倉百人一首」, pp.112)
或る日の事、衛士が故郷を思い出して、独り言をつぶやいていたそうなのです。皇女がその独り言に興味を抱きました。対話の末、何と「故郷に連れて行くように」と、皇女が命じたのです。
もっと驚いたのが、駆け落ちしたその男を処罰なさらなかった事でした。出身地である「武蔵の國の守(かみ)」になさったそうです。とても懐が深いお方だったようですネ。
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