訳者の言葉 その5-4
仕事と言う名の恩返し
「どの様に生きるべきか?」と、若い時分は何かと思い悩むものです。「ノイローゼにならずに済んだ」と、訳者である渡部昇一氏が感謝の念を抱いている様です。翻訳に携わったのも、恩返しの意味があるのかも知れませんネ。
♢「巻頭」で、"自分の時代(ウェイン・W・ダイアー氏著, 渡部昇一氏訳)"の書評を掲載中です。♢
☆★☆━━━━━━━第143回<<
『ブレイク・マンデー(^^♪』
※ 週の始まりを明るく向かえましょう。※
今週も清々しい気持ちと共に、
「目覚めの一曲」を
ご紹介いたします。
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今週の『ブレイクマンデー(^^♪』は小松玲子氏の奏でる「sou」です。「sou」とは、サヌカイト(讃岐岩)と呼ばれる天然石を加工した楽器です。今回、初めて知りました(^^♪ とても幻想的な雰囲気なので、超お気に入りです。
Ms. Reiko Komatsu
Love Letter
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https://youtu.be/iWyxyc0tDos
小松玲子氏, コラム
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https://ontomo-mag.com/article/column/ontori-tabi-kagawa-%EF%BC%92/
サヌカイト, 解説
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http://www.asj.gr.jp/journal/pdf/museum20.pdf
☆★☆━━━━━━━第133回<<
「歴史書古事記全訳」武光誠(たけみつまこと)氏著
「上巻 大国主神の国作り」を読みました。
『週に一度、行きつけの喫茶店で
古事記の読書と内容をまとめています。』
※ 毎週月曜日早朝更新予定です ※
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『稲羽の素兎』
⑮傷口に塩を塗る《その1》
《あらすじ》
菟(うさぎ)さんが大国主命のお兄様方(八十神)にアドバイスを受けました。ところが、菟(うさぎ)さんが大国主命のお兄様方(八十神)にアドバイス通りにしたら、大変な事が起きてしまします。
『故(かれ)、其(そ)の兎(うさぎ)、八十神(やそがみ)の教(をし)ふる従(まゝ)にして伏(ふ)しき。』
そこで、その兎は、神々の教へられたやうに潮につかつて風の吹く時に高い山の上で寝てゐた(古事記全釈, pp.92)。
『爾(こゝ)に、其の潮(しほ)の乾くまにまに、其の身の皮(かは)、悉(ことごと)くに、風に吹き拆(さか)えし故(から)に、痛みて泣き伏せれば... 』
ところが、その潮が乾くにつれて、その身の皮が、すべて風に吹き割かれたので、痛さに無き伏してゐたところが(古事記全釈, pp.93)...
古事記の紐解きをしていると、様々な論点から解説している方々の存在に気が付くのでとても楽しいのです。今回は「八十神のアドバイスに悪意があるのか否か?」と、自分なりに興味深いテーマを見つけてしまいました(*^-^*)
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「古事記」にまつわるお話。
~好奇心の物実~
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『雪混じりの砂』
⑬知的な訓釈《その4》
『御垣守 衛士の焚く火の 夜は燃え
昼は消えつつ ものをこそ思へ』
大中臣能宣氏
(小倉百人一首 第四十九番)
田辺聖子氏による訓釈:
宮中の御門(ごもん)を守る兵士たちが、警備のかがり火を、夜な夜なたく。あの火のように私の思いは夜になると燃えさかり、昼は火が消えるように心も消え入ってうつろとなる。
(※出典:「田辺聖子の小倉百人一首」, pp.112)
宮中の清掃等で活躍する皇居勤労奉仕団も"手弁当"の世界です。さらに、お勤めをされている方でしたら、参加する間の辻褄を合わす事が求められます。つまり、職場での人間関係がしっかりしていないと参加が叶わないのです。
一つの目標を達成する為には、それを成り立たせる根拠が求められます。性質上、皇居勤労奉仕団に参加するには身元がしっかりとされた人物でないといけないのです。また、世話役を担う方との長年に渡る信頼関係が前提になる事は言うまでもないでしょう。
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