★ ブレイク・マンデー(^^♪ ★ お抱え外国人

訳者の言葉 その5-3

お抱え外国人

その様な背景から、ドイツ系ロシア人であるラファエル・フォン・ケーベル博士が招聘されました。ケーベル博士は東京帝国大学等で教鞭を執り、哲学・音楽・西洋古典等を講じました。

実は、カール・ヒルティの「幸福論」はラファエル・フォン・ケーベル博士の愛読書でした。それが日本の知識人の間で、ストア派の重鎮であるギリシャ人哲学者のエピクテトスが有名な理由でした。その様に渡部昇一氏が紐解いています(自分の時代, pp.13)。

♢「巻頭」で、"自分の時代(ウェイン・W・ダイアー氏著, 渡部昇一氏訳)"の書評を掲載中です。♢

☆★☆━━━━━━━第142回<<

『ブレイク・マンデー(^^♪』

※ 週の始まりを明るく向かえましょう。※

今週も清々しい気持ちと共に、

「目覚めの一曲」を

ご紹介いたします。

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今週の『ブレイクマンデー(^^♪』はコーネリアスです。映画「猿の惑星」に登場するチンパンジーのキャラクターに因んだ名前だそうです(wiki.)。素敵な曲ですネ。視線を向けるだけがやっと。お顔の全体はかすんでいた。そんな体験はありませんか?

Cornelius

『あなたがいるなら』If You're Here

https://youtu.be/Wr5f6hpYxmE

☆★☆━━━━━━━第132回<<

「歴史書古事記全訳」武光誠(たけみつまこと)氏著

「上巻 大国主神の国作り」を読みました。

『週に一度、行きつけの喫茶店で

古事記の読書と内容をまとめています。』

※ 毎週月曜日早朝更新予定です ※

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『稲羽の素兎』

⑭裸の菟《その9》

《あらすじ》

菟(うさぎ)さんが大国主命のお兄様方(八十神)にアドバイスを受ける件(くだ)の続きです。前回に引き続き、日本人の「抽象的な思考」について個人的な見解を綴ってみました。

復習はこちらから;

https://shiwaku01.amebaownd.com/posts/6221901

『八十神(やそがみ)、其の菟(うさぎ)に言(い)ひけらく、「汝將爲(いましせ)まくは、此の潮(うしほ)を浴(あ)み、風の吹くに當(あた)りて、高山の尾上(をのうへ)に伏(ふ)してよ。」といふ。』

最近、高校生の時分に読んだ教科書の頁を開きました。著名な経済学者の方を筆頭に、複数の方々が協力して著わした教科書です。少なくとも、この教科書を読んで日本を大切にしようとする様な感情は芽生えませんでした。えぇ、絶対に... 寧ろ、今思えばある意図すら感じています。「青春を返せっ」て、企画の運営メンバー達に言い放ちたい(`^´)

日本の文化を語る一節で、「物事を抽象的に考える姿勢が十分に発達しなかった...」と、実例を挙げて説明しています。敢えて、要らぬ混乱を避ける為に実名を記載する行為は慎みたいと考えます。只、専門が経済や数学の方なので「致し方ないのかなぁ」と、その様な印象を受けました。それでも、倫理分野で著名な学者の方も連名で著わしているので、とても不思議な感覚を覚えました。

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「古事記」にまつわるお話。

 ~好奇心の物実~

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『雪混じりの砂』

⑫知的な訓釈《その3》

『御垣守 衛士の焚く火の 夜は燃え

昼は消えつつ ものをこそ思へ』

大中臣能宣氏

(小倉百人一首 第四十九番)

田辺聖子氏による訓釈:

宮中の御門(ごもん)を守る兵士たちが、警備のかがり火を、夜な夜なたく。あの火のように私の思いは夜になると燃えさかり、昼は火が消えるように心も消え入ってうつろとなる。

(※出典:「田辺聖子の小倉百人一首」, pp.112)

只、注目すべきは"手弁当"だったことです(小名木善行氏)。勿論、それは大雑把な表現で詳細は割愛しますが、朝廷からは必要経費が出ないのです。何かしら強い動機付けが無い限り、長期間に渡ってその様な"持ち回り"は存在できなかったでしょう。

現在、皇宮警察(警察庁の付属機関)が御垣守の役を担います。勿論、給料が支給されていますが、幕末までは各藩の"持ち回り"でした。必要経費は其々の藩、即ち御大名が負担していたのです。

修理固成

『古事記の書評コラム』を素敵なBGMと共にお届け致します。日本の素晴らしさを再発見! ウェブマガジン『ブレイク・マンデー(^^♪』として、毎週月曜日早朝に更新致します。