訳者の言葉 その5-2
国策・殖産興業
さて、幕末から明治にかけて「殖産興業」のスローガンが掲げられていたのをご存知でしょうか? 当時の海外情勢を背景に国力を高める必要性に迫られていました。
それは近代産業技術を移植して資本主義的生産方法を保護育成する国策でした。その事業の一環として、海外から一流の知識人が雇用されました。
♢「巻頭」で、"自分の時代(ウェイン・W・ダイアー氏著, 渡部昇一氏訳)"の書評を掲載中です。♢
☆★☆━━━━━━━第141回<<
『ブレイク・マンデー(^^♪』
※ 週の始まりを明るく向かえましょう。※
今週も清々しい気持ちと共に、
「目覚めの一曲」を
ご紹介いたします。
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今週の『ブレイクマンデー(^^♪』は Kacey Musgraves (ケイシー・マスグレイヴス)です。"That there's always been a rainbow hangin' over your head." 「虹って、辛い時でも頭の上に架かっているものヨ」って、超イカしてませんか?
Kacey Musgraves
Rainbow
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https://youtu.be/6OFv566mj7s
歌詞和訳
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https://justice-destroyer.com/english_songs/lyrics_rainbow/
☆★☆━━━━━━━第131回<<
「歴史書古事記全訳」武光誠(たけみつまこと)氏著
「上巻 大国主神の国作り」を読みました。
『週に一度、行きつけの喫茶店で
古事記の読書と内容をまとめています。』
※ 毎週月曜日早朝更新予定です ※
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『稲羽の素兎』
⑬裸の菟《その8》
《あらすじ》
菟(うさぎ)さんが大国主命のお兄様方(八十神)にアドバイスを受ける件(くだ)の続きです。今回は特に、日本人の「抽象的な思考」について個人的な見解を綴ってみました。
復習はこちらから;
https://shiwaku01.amebaownd.com/posts/6144459
『八十神(やそがみ)、其の菟(うさぎ)に言(い)ひけらく、「汝將爲(いましせ)まくは、此の潮(うしほ)を浴(あ)み、風の吹くに當(あた)りて、高山の尾上(をのうへ)に伏(ふ)してよ。」といふ。』
例えば、四字熟語「眼光紙背」を思い浮かべてみて下さい。ウェブ新聞「福島みんなのニュース」でコラムを連載する八重樫一(やえがしはじめ)氏によると、その言葉は「目の光が文字の並ぶ表面だけでなく紙の裏側まで徹(とお)るように、書物の真意を汲み取る譬(たと)え」なのだそうです( http://www.fukushima-net.com/sites/meigen/774 )。
国語を学ぶ事は即ち、抽象的な事柄を理解する訓練の機会であった。この度の三文字「汝將爲」の紐解きで、その様な印象を受けました。逆説的ですが、抽象的な思考に長けていないと古事記は理解できないと、その様に実感しました(+o+)
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「古事記」にまつわるお話。
~好奇心の物実~
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『雪混じりの砂』
⑪知的な訓釈《その2》
『御垣守 衛士の焚く火の 夜は燃え
昼は消えつつ ものをこそ思へ』
大中臣能宣氏
(小倉百人一首 第四十九番)
御垣守(みかきもり)とは御所の門番です。衛士(えじ)は現在の皇宮警察や皇居勤労奉仕団の起源であると推定されています(小名木善行氏, http://u0u1.net/wtE8 )。
田辺聖子氏によると、衛士は日本全国から選抜された優秀な兵士だったそうです。また、宮中の公事(くじ)の雑役、清掃、警備に携わり、3年の任期で交代制だったようです。
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