「行動する習慣をつけなさい」
コンディションが整うまで行動しずらいものです。行動しなければ、失敗をしないで済む代わりに成功もしません。障害や困難が待ち受けている事を覚悟すること。問題は起きた時に対処すべきだと著者は説明する。先延ばしを戒めている。ただ、個人的な意見を差し挟むなら、確実性や原則的な要素を見出すまでの「行動」を本書では伝えたいのだと推定する。「スッても全てを失わない範囲」と、俗っぽい表現をするならその様になるはずだ。額面通りの行動をするのなら、大変な事が起きかねない。
♢「巻頭」で、"大きく考えることの魔術(ダビット・J・シュワルツ著)"の書評を掲載中です。♢
☆★☆━━━━━━━第110回<<
『ブレイク・マンデー(^^♪』
※ 週の始まりを明るく向かえましょう。※
今週も清々しい気持ちと共に、
「目覚めの一曲」を
ご紹介いたします。
最近のテーマは
『無意識の顕在化』。
※ 慎んで、お見舞いを申し上げます。※
近日、日本国内にて度重なる災害に見舞われました。
一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
━━━━━━━━━━━━☆★☆
"「愛」なんちゃ信じちゃいない。でも、信じたいから「愛」を語るんだ。"
たった一度、ニュースで一報されただけ。幾度かワイドショーで見ただけ。自然にフェイドアウトする出来事の一つに過ぎなかった。
でも、彼を心底惚れぬいた人がいた。彼の再生を手伝った人がいた。その「セリフ」は恩人が発したものだ。
或る時、彼は自分を抑えきれなくなっていた。自分だけを愛して欲しいと実力行使に出てしまう。ニュースの報じたもの、それは彼の人生が破綻した瞬間だった。
尾崎豊
シェリー
▼
https://youtu.be/2jIzDiAbI0o
☆★☆━━━━━━━第100回<<
「歴史書古事記全訳」武光誠(たけみつまこと)氏著
「上巻 天照大御神と須佐之男命」を読みました。
『週に一度、行きつけの喫茶店で
古事記の読書と内容をまとめています。』
※ 毎週月曜日早朝更新予定です ※
━━━━━━━━━━━━☆★☆
『八俣遠呂智退治』
⑩草那藝之大刀
★ 前回のあらすじは ... 出雲の國で老夫婦親子に遭遇した須佐之男命。老人・足名椎の悩み事を聞き、娘との婚姻を致しました。須佐之男命は足名椎に八鹽折酒を作らせ八俣遠呂智を待ちます。思惑通り酒を飲み干した八俣遠呂智の身には... ★
そこで、須佐之男命は佩(は)いていた十拳剣をお抜きなさいました。その大蛇をずたずたにお斬りになったので、肥の河の水が真っ赤になりました。さて、大蛇の中の尾をお斬りになる時に、命の御刀の刃が毀れました。それで不思議に思し召されて、御刀の先端に大蛇の尾を切り開いてご覧になったところ、都牟刈の大刀(つむがりのたち・刀身の細く尖った大刀)があった。不思議なものだとお思いになって、天照大御神に奉献なされた。これは後の草那藝之大刀(くさなぎのたち)である。
「佩く」は身に付ける事を意味します。上古の直刀に「大刀」の字を当て"たち"と読ませるのだそうです(wiki.)。因みに、平安中期以降は「太刀(たち)」が出現。鎬(しのぎ)と反りを持ち、刃を下向きに佩用(はいよう)します。馬上から片手で操作し易いように腰からぶら下げて装着。刃が下になっているのはその理由からなのだそうです(人生の中の日本刀: http://www.katanakazi.com/tatitokatana.html)。腰に佩く太刀(大刀)から、腰に差す刀に変化したのが室町中期以降(wiki.)の事で、刃を上に向けて鞘(さや)に納めます。歩兵による集団戦が主流になり、その事が影響したのだそうです。
☆★☆━━━━━━━━━━━━
「古事記」にまつわるお話。
~好奇心の物実~
━━━━━━━━━━━━☆★☆
『天父地母』
④天父地母の思想
かつて、天父地母の交接作用により、自然物の総てが生成されたとする思想が存在したのだそうです(中山太郎氏)。以前、大氣津比賈神(おおげつひめのかみ)の逸話をご紹介致しました。神逐(かんやらい)により、高天原を追われた須佐之男命が大氣津比賈神に食べ物をお求めなさいました。不信感を覚えた須佐之男命が大氣津比賈神の行為を垣間見て、「不浄な物を食べさせるのか」と、激怒なさいました。大氣津比賈神は命を奪われてしまったのです。
この出来事を、中山太郎氏は「天父地母の思想」が反映されていると考えました(日本巫女史, pp.300)。穀物には《播種(はしゅ)▷発芽▷繁茂(はんも)▷結実▷枯死(こし)》までの生死が存在し、その幹茎を刈り取る行為は穀神を殺める事を意味しました。悠久の営みを経て、穀神の代理であるオナリを殺す祭儀に発展したのだそうです。
0コメント