「正しい態度をとりなさい」その3
更に、相手が期待していることより多くの事を提供する事とある。とても感慨深いものを感じました。「期待している以上の事...」と、その言葉に様々な出来事を思い出したからです。
♢「巻頭」で、"大きく考えることの魔術(ダビット・J・シュワルツ著)"を掲載中です。♢
☆★☆━━━━━━━第107回<<
『ブレイク・マンデー(^^♪』
※ 週の始まりを明るく向かえましょう。※
今週も清々しい気持ちと共に、
「目覚めの一曲」を
ご紹介いたします。
最近のテーマは
『掻き立てられる好奇心』。
━━━━━━━━━━━━☆★☆
「夏の終わりに」
Radical Something
Already There
▼
https://youtu.be/srcpAtr0Z8Q
☆★☆━━━━━━━第97回<<
「歴史書古事記全訳」武光誠(たけみつまこと)氏著
「上巻 天照大御神と須佐之男命」を読みました。
『週に一度、行きつけの喫茶店で
古事記の読書と内容をまとめています。』
※ 毎週月曜日早朝更新予定です ※
━━━━━━━━━━━━☆★☆
『八俣遠呂智退治』
⑦既婚の証
オボロゲな記憶をたどりながら... 大學のテキストで結婚の在り方に焦点を当てた「章」を思い出して懐かしんでいます。趣味で一緒になったり、時にそれが※的な嗜好であったりと、様々なタイプが紹介されていました。「世の中にどの様に関わって行くかを趣旨」としたタイプが一番印象的でした。個を大切にする意識が強い昨今です。「お相手と一番出会いにくいのではないか?」と、思っています。
★ 前回のあらすじは ... 出雲の國に降り立った須佐之男命は老夫婦親子に遭遇します。「八俣遠呂智が娘達を毎年毎年さらうので困惑している」と、老人が打ち明けました。八俣遠呂智の事を尋ね、老人の娘に求婚を申し出ます。須佐之男命が素性を明かすと、老人・足名椎は快く承諾しました。★
結婚の承諾を快く受けた須佐之男命はその童女(おとめ)・櫛名田比賈(くしなだひめ)を「湯津爪櫛(ゆつつまぐし)」に形を変えて、ご自分の「御角髪(みずら)」にお差しになります。(イメージ: https://twitter.com/sakana6634/status/437590149954691072/photo/1) 現代では、既婚であるかどうかを指輪で判断します。日本巫女史によると、有夫の標識が「櫛」だったのです(中山太郎氏著, pp.160)。眉を払う。歯を染める。櫛を挿す。時代劇に出て来そうですネ。「良人(おっと)を有った」と、言う表現を今回初めて知りました。
また、中山太郎氏は櫛を串に置き換えて、「オナリの民俗」を紹介しています。上代日本では"田"に神様が居て、その神様を鎮める為に人身御供(オナリ)の儀式が存在したのだそうです(中山太郎氏, pp.298)。「オナリの民俗が神話に反映したものである」と、須佐之男命が櫛名田比賈を「櫛」に変える場面がその様に紹介されていました。もしかしたら、櫛名田比賈は人身御供にされてしまったオナリだったのかも知れませんネ。「オナリ」については、機会を改めて深堀してみたいと思います。
☆★☆━━━━━━━━━━━━
「古事記」にまつわるお話。
~好奇心の物実~
━━━━━━━━━━━━☆★☆
『天父地母』
①櫛になった櫛名田比賈
「上代日本では女子が櫛を挿すことは即ち、男子に占められた事を意味する(中山太郎氏, pp.158)」。久しぶりに中山太郎氏が著した日本巫女史を読んでみました。古事記を読み解いて行くと、物凄い発見をする事があるものなのです。その発見から「深堀」が始まってしまい、なかなか先に読み進めません(^^;
「櫛」と「奇」は同じ「くし」と発音します。一霊四魂の考え方が推定できそうです。男女が"一つ"の家族になる。「奇御珠(くしみたま)」の「奇」には物事を"統一する作用"を表す言葉である事を思い出だしたからです(阿部國治氏著・新釈古事記伝「八俣遠呂智」, pp.142)。
0コメント