「失敗の原因は弁解にある」
精神を弱くする考え方は即ち、弁解する癖。行動しない理由を見つけ、その稚拙な考えに囚われることだ。そんなことじゃ、いつまで経っても進展しない。「健康・知力・年齢・運」。それら四つの弁解癖があるそうだ。
☆★☆━━━━━━━第98回<<
『ブレイク・マンデー(^^♪』
※ 週の始まりを明るく向かえましょう。※
今週も清々しい気持ちと共に、
「目覚めの一曲」を
ご紹介いたします。
最近のテーマは
『掻き立てられる好奇心』。
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「あなたのことを想うほど」
あなたのことを想うほど、あなたがもっと恋しい(*^^*)...
Andrea Bocelli, Ariana Grande
E Più Ti Penso
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https://youtu.be/Z8SYtmvEI9U
歌詞はこちらから:
https://andrea-bocelli.hatenablog.com/entry/2018/02/26/225838
☆★☆━━━━━━━第88回<<
「歴史書古事記全訳」武光誠(たけみつまこと)氏著
「上巻 天照大御神と須佐之男命」を読みました。
『週に一度、行きつけの喫茶店で
古事記の読書と内容をまとめています。 』
※ 毎週月曜日早朝更新予定です ※
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『須佐之男命の追放と穀物の起源』
①神やらい
★ 天照大御神がお出まし遊ばされたことで、高天原も葦原の中つ国も自然に明るくなりました。しかし、須佐之男命には... ★
八百万神が協議の結果、「千位置戸(ちくらおきど)」を須佐之男命に科します。「戸」とは「祓物(はらえもの・はらえつもの)」の事で、罪を償うための祓いに供える物。「位」は「座」で、物を置く物。即ち、須佐之男命が罪を祓う為に沢山の「祓物」を差し出した事を意味します。また、髭(ひげ)を切り、手足の爪をもお抜きになって、高天原から御追放になりました。古事記全釈(植松安氏&大塚竜夫氏共著, pp.78)の原文には「神夜良比夜良比岐」、訳文に「神逐(かむやら)ひ逐(やら)ひき」と、記載されています。
実は、須佐之男命が八束鬚(やつかひげ・長い髭)を切ったのは、贖罪の為だけではなかったようなのです。古代日本では「毛」に"何かしらの力"が宿ると考えられていたのです。例えば、中山太郎氏(日本巫女史, pp.219)によると、「案山子」の語源は「嗅(か)がし」なのだそうです。古く人毛を焼いた匂いを鳥獣が恐れて、作物に近づかぬ呪術的な意味があったのだそうです。中山太郎氏は髭を一種の「生命の指標(ライフインデックス)」と定義しています。どうやら、須佐之男命は生命力を削ぐ為に髭を切られたようです。
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「古事記」にまつわるお話。
~好奇心の物実~
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「殯(もがり)と天岩屋戸」
④笑いを誘う力
中山太郎氏はその著書の中で、津田左右吉氏とご自身の見解を紹介しています。津田左右吉氏は比較民俗学の所見から、天宇受賣命の所作を「日食の祭儀」と位置付けます(pp.194)。対して、中山太郎氏は考古学的に考察し、「天照大御神が磐戸にお隠れ遊ばしたのは石棺に入れられたからだ(pp.194)」と、その様に説明しています。また、天宇受賣命の所作は「天照大御神の尊霊を慰め和らげる為の遊楽だった(pp.195)」のだそうです。高天原が鳴動する程の笑い... それはお隠れ遊ばした天照大御神の霊を笑いで慰め、残された八百万神々が悲しみや憂いから解放された瞬間だったに違いありません。どうやら、上代日本の「性」は"笑いを誘う力"を持っていた様です。
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