★ ブレイク・マンデー(^^♪ ★

「"克"を入れたくて...」

視野を広げるには非日常性を体験することです。「必然的な偶然」と、そう呼ばれるフィルターを通した非日常性がベストです。或る日、重篤な事に気が付いたのです。そのフィルターを通したのに、体が受け付けなくなっていた。そんな後ろ向きな自分に"克"を入れたくて、とある本を手にしました。

☆★☆━━━━━━━━━━━━━━第95回<<

『ブレイク・マンデー(^^♪』

※ 週の始まりを明るく向かえましょう。※

今週も清々しい気持ちと共に、

「目覚めの一曲」を

ご紹介いたします。

最近のテーマは

『掻き立てられる好奇心』。

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「日本誕生」

伊福部昭(いふくべあきら)氏は日本を代表する作曲家です。何でも大己貴命(おおなむちのみこと)を宗祖とする因幡の古代豪族の末裔なのだそうです。音楽もほぼ独学で身に付けたそうです。驚きです!

伊福部昭(いふくべあきら)氏

THE THREE TREASURES

https://youtu.be/B2R8V8oS5AY

☆★☆━━━━━━━━━━━━━━第85回<<

「歴史書古事記全訳」武光誠(たけみつまこと)氏著

「上巻 天照大御神と須佐之男命」を読みました。

『週に一度、行きつけの喫茶店で

古事記の読書と内容をまとめています。 』

※ 毎週月曜日早朝更新予定です ※

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『天の岩屋の神楽』

⑤天宇受賣命の所作

天宇受賣命(あめのうずめのみこと)を調べていて、とても充実した書籍を見つけました。民俗学者である中山太郎氏が手掛けた「日本巫女史」です。近所の図書館に蔵書があり、すぐ閲覧できたのでとても助かりました。ネットサーフィンから偶然見つけたコラムからでした。一般的に、天宇受賣命のことは所謂簡単な解説程度の内容ならすぐ見つかるようです。それ以上のことはなかなか... 深く考察したコラムが見つかりにくい様です。だからこそ喜びも一入(ひとしお)でした。

ずばり、天宇受賣命は巫女の先祖神だったのです(日本巫女史, pp.40)。前回は天宇受賣命の"身なり"についてお話致しましたが、調べれば調べる程「不思議な存在」として意識してしまいました(+o+) 日陰の葛の襷(たすき)、眞折葛(まさきのかずら)の鬘(かづら・髪飾り)、笹葉を幾本かを束ねて結び手に持つ出で立ち。現代社会では殆ど馴染みのない植物が登場します。

さて、物語に戻ります。天宇受賣命は中身がカラの台(臺)の上に載って、その上で足拍子と取り音を立てます。憑き物が付いて正気を失ったような状態になります。前をはだけ、裳(も・腰部につける衣服)を結んだ紐を隠し所の前に垂らし、「滑稽な様」をなさいました。高天原も鳴動(めいどう)する程に八百万神々が一緒になって笑いました。

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「古事記」にまつわるお話。

 ~好奇心の物実~

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「殯(もがり)と天岩屋戸」

①天宇受賣命が何故"滑稽"なのか?

「天宇受賣命の所作が"滑稽"だったから、高天原も鳴動する程八百万神々が大笑いした...」 このお話を、子供の頃に絵本で親しんだ方が大勢いらっしゃるのではないでしょうか? それが神話と意識しなくとも、日本人であれば何某かの機会に触れることができます。子供の時分、天宇受賣命が何故"滑稽"だったのかが分かりませんでした。また、キリスト教に基づいた文化圏出身の方々にとって、共感を得にくい場面だと推測できます。その様な描写を「禁忌」と認識する傾向にあるからです。「原罪」と呼ばれる概念が影響しているようです。

修理固成

『古事記の書評コラム』を素敵なBGMと共にお届け致します。日本の素晴らしさを再発見! ウェブマガジン『ブレイク・マンデー(^^♪』として、毎週月曜日早朝に更新致します。