「中毒性を帯びる」
"I have a pen." 確か、中学生で習う英語の教科書に書かれていたセンテンスでしたネ。現実のシーンで滅多に使うことがない代物です。国語には固有名詞を使わない傾向が強い... 特に"I"に相当する「私」も日々の生活では使いません。覚えても使い物にならないフレーズも中毒性を帯びた歌になりましたが、世界的に大ヒットさせるような感覚の持ち主は視点が違っていたようです。
☆★☆━━━━━━━━━━━━━━第86回<<
『ブレイク・マンデー(^^♪』
※ 週の始まりを明るく向かえましょう。※
今週も清々しい気持ちと共に、
「目覚めの一曲」を
ご紹介いたします。
最近のテーマは
『掻き立てられる好奇心』。
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「出会いと別れの季節」
動画の広告収入を得る人をユーチューバーと言うそうですが、最近はアニメキャラクターも参画しています。コメント欄を見ると... まるで人格を持っている相手に話しかけているようです。巷で流行のクラウドファンドに応募中なので限定公開設定になっています。企画が終わったらどうなるのか興味津々です(^^)/~
富士葵(ふじあおい)
なごり雪
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https://youtu.be/KDOLK0inoZA
☆★☆━━━━━━━━━━━━━━第76回<<
「歴史書古事記全訳」武光誠(たけみつまこと)氏著
「上巻 天照大御神と須佐之男命」を読みました。
『週に一度、行きつけの喫茶店で
古事記の読書と内容をまとめています。 』
※ 毎週月曜日早朝更新予定です ※
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『天照大御神と須佐之男命の誓約』
★天安河を中に隔てての誓約から、 天照大御神と須佐之男命は女神三柱と男神五柱の神子をお産み遊ばしました。其々の神が相手方の持ち物を「天眞名井」で清められ、化成した神子とは地方豪族の祖神でございます。今回は地方豪族の祖神、特に天之菩卑能命(あめのほひのみこと)と天津日子根命(あまつひこねのみこと)の子孫のお話を中心にご紹介致します。★
⑤地方豪族の祖神
天照大御神が佩びる八尺勾環五百津御統珠(やさかのまがたまのいほつのみすまるたま)から男神五柱が化成しました。古事記の底本には天之菩卑能命と天津日子根命の子孫について多く記載されています。前回の文章に加筆することで、其々の子孫の目録を作成してみました:
【正勝吾勝勝速日天之忍穂耳命(まさかあかつかちはやひあめのおしほみみのみこと)】
左の御角髪(みみずら)
【天之菩卑能命(あめのほひのみこと)】
右の御角髪(みみずら)
御子に下記記載其々の國造の祖神である建比良鳥命(たけひらどりのみこと):
◎出雲國造(いずものくにのみやつこ)
◎無邪志國造(むさしのくにのみやつこ)・無邪志は武蔵の意(植松安氏&大塚竜夫氏)*
◎上菟上國造(かみつうながみのくにのみやつこ)・上菟上は現在の千葉県市原市の一部(上總國海上郡)*
◎下菟上國造(しもつうながみのくにのみやつこ)・下菟上は下總國海上郡(後の令制国の下總國東部)*
◎伊自牟國造(いじむのくにのみやつこ)・上總國夷隅郡*
◎津嶋縣直(つしまのあがたのあたへ)*
◎遠江國造(とほつあふみくにのみやつこ)
* 津嶋縣直: 橿原朝の御代に高魂尊(高御産巣日神・たかみむすびのかみ)五世孫建弥己己命(たけみここのみこと)改め(先代旧事本紀10巻・寛永21年前川茂右衛門の出版物を参照)
【天津日子根命(あまつひこねのみこと)】
御蔓(みかづら)
◎凡川内國造(おふしかふちのくにのみやつこ)・凡は大の意で河内國*
◎額田部湯坐連(ぬかたべのゆゑのむらじ)・額田部の分家で湯坐とは子供の世話を掌る者の意*
◎茨木國造(うばらきのくにみやつこ)・常陸國茨城郡
◎倭田中直(やまとのたなかのあたへ)・大和國生駒郡と高市郡に田中とある*
◎山代國造(やましろのくにのみやつこ)
◎馬來田國造(うまくだのくにのみやつこ)・上總國望多(もうだ)郡*
◎道尻岐閇國造(みちのしりのきへのくにのみやつこ)・陸奥と推定するが定かではない*
◎周芳國造(すはうのくにのみやつこ)・周防國(すおうのくに)*現在の山口県東南半分に相当
◎倭淹知造(やまとのあむちのみやつこ)・大和國山邊郡の庵治と推定*
◎高市縣主(たけちのあがたぬし)
◎蒲生稻寸(がまうのいなき)・近江國蒲生郡*
◎三枝部造(さきくさべのみやつこ)
* 地名の推定は古事記全釈(植松安氏&大塚竜夫氏・共著 pp.67-68)を参照、振り仮名も準じます。
【活津日子根命(いくつひこねのみこと)】
左の御手(みて)
【熊野久須毘命(くまのくすびのみこと)】
右の御手(みて)
さて、次回からいよいよ「勝佐備」です。図に乗った須佐之男命が乱暴狼藉を働く場面です(+o+)
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「古事記」にまつわるお話。
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『好奇心の物実』
読み進めている内に幾つもの疑問が出てくるものです。その疑問を解き明かすのがとても楽しいのです。事実、今回も豪族の祖に纏わる書物が何冊も登場しました。書物の編纂や出版に携わった人々の息遣いが聞えてきそうでした。歴史ファンがまとめたウェブサイト、特に参考文献等の資料に感心したりもします。膨大な数の資料を集めたり、実際に遺跡等に足を運んだことを紹介しています。その熱意を感じてしまうのです。その楽しさを伝えたい。上手に伝えられるようになるには? そのように妄想するのもとても楽しい一時です(^^♪
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