「ワンランク上の教育を受けさせればその家は絶えない。」
「非線形思考」に基づいた思考とは、答えを導き出す過程に重きを置いたものです。思考する過程は好奇心を触発します。好奇心が旺盛であれば、どんなに過酷な状況でも楽しいものなのです。世の中とは、理不尽なことだらけです。初めて起きる出来事の全てが理不尽なのです。その対処の仕方を学ぶのが教育を受ける目的ではないかと考えています。安直に答えを得る思考の癖を身に付けてしまうと、理不尽な出来事に対して狼狽えるばかりです。「ワンランク上の教育を受けさせればその家は絶えない」とは、曽祖父が家族に送った言葉です。「学んだことは奪われない」と、曽祖父は常日頃口にしていたそうです。もし、学ぶ対象と手段を愚直なものに入れ替えられてしまったらどうなるのでしょうか?
☆★☆━━━━━━━━━━━━━━第85回<<
『ブレイク・マンデー(^^♪』
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「鎮魂歌」
真島俊夫氏(ましまとしお 1949年2月21日-2016年4月21日)
☆★☆━━━━━━━━━━━━━━第75回<<
「歴史書古事記全訳」武光誠(たけみつまこと)氏著
「上巻 天照大御神と須佐之男命」を読みました。
『週に一度、行きつけの喫茶店で
古事記の読書と内容をまとめています。 』
※ 毎週月曜日早朝更新予定です ※
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『天照大御神と須佐之男命の誓約』
★ 天照大御神と須佐之男命は天安河を中に隔てて誓約を遊ばされる場面の続きです。其々の神が相手方の持ち物を「天眞名井」で清め、女神三柱と男神五柱の神子をお産み遊ばします。今回は五柱の男神に纏わるお話を中心にご紹介致します。★
④男神五柱
天照大御神が佩びる八尺勾環五百津御統珠(やさかのまがたまのいほつのみすまるたま)から男神五柱が化成します。
【正勝吾勝勝速日天之忍穂耳命(まさかあかつかちはやひあめのおしほみみのみこと)】
左の御角髪(みみずら)
【天之菩卑能命(あめのほひのみこと)】
右の御角髪(みみずら)
【天津日子根命(あまつひこねのみこと)】
御蔓(みかづら)
【活津日子根命(いくつひこねのみこと)】
左の御手(みて)
【熊野久須毘命(くまのくすびのみこと)】
右の御手(みて)
「五柱の神子はその種が吾が(天照大御神)の持ち物によってお生まれになった」。「自ずと吾が神子である」と、須佐之男命に仰せられます。古事記全釈(植松安氏&大塚竜夫氏・共著 pp.66)にそのように記載されています。
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「古事記」にまつわるお話。
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今回は私たち大和民族にとって、最も大切なお話でした。新釈古事記伝の著者・阿部國治氏の独特な言い回しを使うなら、『「ひのくに(日本国)」の君たるべき御子。そして、その君の「おおみわざ」を助けるべき民の「おや(祖先)」が生まれた瞬間のお話』になるでしょうか? 阿部國治氏の所見をまとめることでその真義の探究を試みてみました。
天照大御神が身に付けていた「八尺勾玉之五百津之美須麻流之珠(やさかのまがたまのいほつのみすまるのたま)」は伊邪那岐命(いざなぎのみこと)から賜ります。天照大御神の使命実現、「ひ」の活動を象徴するものです。無限・無尽・普遍の存在である「天之御中主命」の意味を現す「やさか」。対して、時間的・空間的に有限・特定の形を実現し、その姿を現した言葉を「いほつ」。「まがたま」の「いほつ」にたいして「み」の「ひかり」を注いで、全ての物事に意義を有らしめる。更に、全体を調和の状態にする「たましい」が「みすまるのたま」なのだそうです。
天照大御神と須佐之男命は其々相手の持ち物に「いふき」をすることで「みこうみ」をしました。其々の持ち物が「八尺勾玉之五百津之美須麻流之珠(やさかのまがたまのいほつのみすまるのたま)」と、「十拳劔(とつかつるぎ)」でした。持ち物そのものが「ものだね」であり、既に役割が宿されていました。
天照大御神の「受け持ち」とは、無生物・生物・人間の其々がお互いに天之御中主神の現れであることを知らせること。共々に「むすび」と「にぎわい」の道にいそしみ、共に生き共に楽しませること。その「受け持ち」を現すものが「ものだね」である「八尺勾玉之五百津之美須麻流之珠」。そのように阿部國治氏が説明します。
【角髪(みずら)の実物】
1983年3月、茨城県武者塚1号墳(7世紀後半)で実物が発見されます。
冷凍保存中なのだそうです。
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【古墳時代の衣装&髪型】
神話の時代、実際の髪型はどうだったのかって、想像するだけでワクワクしますネ(*^^*) 考古学者か時代考証家に監修を依頼したら、どのような髪型になるのでしょうか?
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