給料の事しか頭にない
著書を読み進めていたら、「給料を家に持ち帰る事のみを考える店員のお話」が紹介されていた。この様な類のデリケートな内容を扱うには些か限界があるものだ。
なので、古事記の内容に置き換えての表現。その試みをしてみたい。より適切なものに近づく事が可能かも知れない。
例えば、久延毘古(くえびこ)をご存知だろうか? 案山子(かかし)を神格化した存在の事だ。「崩え彦」とも表現する。即ち、体が崩れた状態だ。
久しぶりに、阿部國治氏が著わした「新釈古事記伝」を手に取った。その阿部國治氏によると、久延毘古とは人たることを辞めた廃人なのだそうです。
雨風にさらされて朽ち果てた案山子。それは、世の中のあらゆる現象が全てそのまま働きかけてくる存在です。
「自他一体の境地」とは、万人が喜ぶ姿が自己の喜びとして感じる事ができる状態の事だ。人を喜ばせるには本質を見抜く力が必要である。
では、本質を見抜く力を持つ人物とは、一体どんな存在なのだろうか? 阿部國治氏は、感謝や称賛の対象外の存在である必要性を唱えている。
諄い様だが、はっきりと明言しておきたい。今回、話題にした内容は"あくまでも"タラレバな内容である。
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「巻頭」で、"自分の時代(ウェイン・W・ダイアー氏著, 渡部昇一氏訳)"の書評を掲載中です。
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5.店員の愛想の裏側を読み取れ
自分の生き方に圧力をかける六つの要因
Ⅰ 自分という素材をどうみがくか その7-10
☆★☆━━━━━━━第173回<<
『ブレイク・マンデー(^^♪』
※ 週の始まりを明るく向かえましょう。※
今週も清々しい気持ちと共に、
「目覚めの一曲」を
ご紹介いたします。
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『伴侶や子孫の為に生きるんだと思う。』
現代社会で、自分の為に生きていない存在は家族を持てるのだろうか? 最近、その様な思いが頭を過る。その存在とは、久延毘古(くえびこ)の事だ。阿部國治氏が著わした新釈古事記伝にも登場する案山子である。
幾度となく、絶命等の憂き目を余儀なくされた大国主命。その境遇に重ね合わせてみる事ができるであろう。或る意味で、我を忘れる事。それができる存在とも言える。
自分の為に生きていなければ、万人が喜ぶ姿が自己の喜びとして感じる事ができる状態になりやすい。同時に、人を喜ばせるには「本質を見抜く力」が必要だ。
さて、一番最初の命題に戻りたい。先人の実現しようとした事に準えてみるのはどうだろうか? 例えば、お互いの先祖の中にロールモデルを見出してみる。 もしかしたら、それがヒントになるのかも知れない。
さて、今週の『ブレイクマンデー(^^♪』は R3hab (リハブ)の Sakura です。DJ の世界で活躍する R3hab はオランダ出身。日本が大好きで、作品の幾つかは日本に纏わるそうですヨ(*^^)v
R3hab
Sakura
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https://youtu.be/_zK8HGVwcX0
R3hab 紹介コラム,
https://studentwalker.com/dj-r3hab
☆★☆━━━━━━━第163回<<
「歴史書古事記全訳」武光誠(たけみつまこと)氏著
「上巻 大国主神の国作り」を読みました。
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『週に一度程、行きつけの喫茶店で古事記の読書と内容をまとめています。』
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※ 毎週月曜日早朝更新予定です ※
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㊺悍ましい男の嫉妬《その1》
《あらすじ》
大穴牟遲の神に助けられた菟は、八上比賈と婚姻できると予言します。結婚相手を告げる八上比賈ですが、後に大きなハプニングに...
(先週の復習はこちらから▶ https://shiwaku01.amebaownd.com/posts/7764801 )
『於是(ここに)、八上比賈(やがみひめ)、八十神(やそがみ)に答(こた)へけらく、「吾(あ)は、汝等(いましたち)の言(こと)は聞(き)かじ、大穴牟遲の神(おほなむぢのかみ)に嫁(あ)はな。」といふ。』
ここに、八上比賈が多くの神々にお答へになるには、「私は、あなた方の仰せには從ひますまい。大穴牟遲の神と結婚しませう。」と云われた。
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「古事記」にまつわるお話。
~好奇心の物実~
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『トリックスターで「和心」に迫ってみよう!』
⑤本論《その5》
薄暗くて寒い環境で、煮炊きもできずにいた人間を哀れに思ったのでしょうか? コヨーテは人間に「火」を与える為に行動を起こします。「火の玉」の持ち主である、醜い老婆を騙しましてしまします。
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